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ちくま大百科

【文化施設・公共施設】さらしなの里 古代体験パーク・歴史資料館

所在:千曲市羽尾

さらしなの里は、善光寺平南部にある冠着山の北側に広がり、雄沢川・湯沢川によってできた扇状台地にあります。東側を千曲川が流れ、自然に恵まれた豊かな地です。古くから人々が住みついました。
昭和63・64年(1988・89)に幅田遺跡群円光房遺跡の発掘調査が行われました。その結果、縄文時代中・後期(6・7000年前)から中世に至る多くの遺構や沢山の出土遺物が発見されました。
旧戸倉町では、これらの重要な歴史遺産を後世に残すため、平成3年(1991)「さらしなの里古代体験パーク」を建設しました。
縄文時代の竪穴式や掘立柱建物、高床式倉庫。石を敷いた「柄鏡形敷石住居」と呼ばれる住居址などを復元しました。翌年、平成4年(1992)には、歴史資料館が完成しました。館内には、千曲市指定文化財「人面付小型深鉢土器」や「遮光器土偶」、縄文時代の集落が分かるジオラマなど多くの歴史資料を展示解説してあります。また、「姨捨伝説」の映像や縄文時代の生活様式が分かるアニメも楽しめます。さらに、縄文時代の人の服装に変装したり、火おこし、まがたまづくりなども体験できます。
毎年10月最後の日曜日に、更級小学校の子どもたちと地域の皆さんが一体となって「さらしなの里縄文まつり」を開催しています。

縄文のムラ

縄文のムラ

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