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ちくま大百科

【文化施設・公共施設】姨捨駅

所在:千曲市八幡

姨捨駅は、明治33年(1900)、篠ノ井~西条間が開通した篠ノ井線にあって、その時、姨捨駅も開業しました。その後、篠ノ井線は中央線の塩尻まで通じました。
姨捨駅は、標高552m。この辺りの篠ノ井線は、山沿いの狭い斜面にあるため、駅へは、スイッチバックして入ります。(勾配25/1000。40m進むことに1m高くなります。)
駅からの善光寺平の眺望は、「思わず息を飲む」ほどの絶景です。「姨捨の棚田」、「千曲川」、そして、善光寺平と続く景観は、爽快で心が癒されます。汽車の窓からの見晴らしがいいことから「日本3大車窓」と云われてきました。すばらしい景色をゆっくり楽しんでいただくように、ホームのベンチは外向き、展望デッキもあります。
駅舎も見応えがあります。大正時代の設計、昭和9年(1934)に完成した大正ロマンが漂う建物です。駅全体を折り鶴、窓枠は亀をイメージした大変縁起のいい建物です。平成19年(2007)、日本経済新聞土曜日の何でもランキング 「訪ねる価値のある駅」で第2位に選ばれました。
昼間の眺望もいいですが、また夜景もすばらしいです。「日本夜景100選」に選ばれ、光輝くの善光寺平の大パノラマが幻想的です。
鉄道会社の観光列車が姨捨駅に乗り入れて、夜景ツァーを運行しています。千曲市の観光ガイド「楽知会」では、お客さんに見事な夜景に満足していただくように、駅でガイドの「おもてなし」を行っています。

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