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ちくま大百科

【自然】大林山

所在:千曲市他

大林山(1,333m)「大きな木が全山に茂る山」という名の由来があります。「だいりんざん」または「氷沢山(ひざわやま)」とも呼ばれています。標高1,333mで千曲市では最も高い山です。

南は上田市、東は坂城町、西は筑北村に接し、北に位置する冠着山から途中の八頭山を挟んで大林山は、千曲駅の踏切を渡った柏王方面から三山が良く見え、地元では千曲三山として親しまれています。
冠着山から八頭山、大林山へは里山として愛好家には人気のコースとなっています。
上山田小学校の校章、校歌にはこの三山が盛り込まれており、地元の人にとっては小さい時から愛されてきました。

冠着山(1,252m)(別掲:冠着山を参照)奈良時代末期以降月の名所として歌枕とされた山です。
古くから信仰の山で山岳仏教、修験の霊場ともなっていました。
今は里山登山ブームであり女性中心とした登山客に人気のある山でもあります。東尾根上の「ぼこだき岩」の岩峰があり名勝となっています。

八頭山(1,204m)四十八曲がり峠を越えてこの山があります。
四十八曲がり峠は松尾芭蕉の「更科紀行」にも文があり麻績と上山田、中央山地の西山地区と千曲川流域を結ぶ重要な峠でもあったようです。

大林山

大林山

八頭山

八頭山

冠着山

冠着山

戸倉から見た三山(大林山・八頭山・冠着山)

戸倉から見た三山(大林山・八頭山・冠着山)

【参考事項】

・参考文献 上山田の風土(上山田小学校)。信州ふるさと120山(信濃毎日新聞社)

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