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ちくま大百科

【自然】柏王の大カシワ

所在:千曲市戸倉柏王

柏王の大カシワは、千曲市 戸倉 柏王の集落から宮坂峠、森地区に通じる山道を20分ほど登った山腹にあります。カシ・ナラ・ケヤキなどの雑木林の中にあって、麓から見えません。
高さ12m、幹回り4.7m、枝張りは15m四方に広がって、樹形・樹勢のいい大きな柏の木です。
県の天然記念物である松代象山の大カシワに優るとも劣らないほどの大木です。
交通手段が徒歩に頼った時代、森・倉科方面へ山路を通る旅人の憩いの場の名木となっていました。
近くに石祠もあって、昔から柏王区では、山の神のご神木として、毎年、暮には氏子総代がしめ縄を張り巡らすなどして、大切に守っています。
柏の葉は秋に枯れますが、春の新芽が出るまで、落葉しないので、「世継ぎの木」として「縁起のよいの木」と云われています。
※昭和62年市天然記念物に指定

柏王の大カシワ

柏王の大カシワ

大カシワ案内板

大カシワ案内板

【参考事項】

・参考文献 戸倉町誌

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