}

ちくま大百科

【自然】八幡の七頭

所在:千曲市八幡

八幡小学校の校歌にも歌われている七頭は、三峰山下の大池・姨捨始め八幡地区から湧き出でる泉の事です。
昔から現在に至るまで、こんこんと湧き出でる豊かな水源は、飲用に、農業に、酒造りに利用されて、地元の人々に大切に手入れ保存され、この地の美しい自然と人を育んできました。
そもそも「姨捨」というこの地の名前由来の有力な一説には、水の涌き出流れ始める所を初瀬と言い、この初瀬(はつせ)の発音が仏教と共に伝わった「棄老国伝説」と結びつき「姨捨」となったともいわれております。
❶小瀧沢清水(姨捨の頭無)
❷嘉歴清水(大池の頭無)
❸大池弁天清水(更級川源流)
❹山の神清水(峰の頭無)
❺郡の頭無
❻中原の頭無
❼志川の頭無(柳清水)

番外 明治天皇御膳水(姨捨駅すぐ上の・桜清水)
[ 桜清水は令和元年6月調査では枯れていました。]

昭和31(1956)年八幡村全村上水道敷設完成され、記念碑が八幡宮に建立され,この碑の中に佐藤春夫の八幡の水を讃えた句が刻まれています。
「 月雪花に好き里ハ 山近くして水澄めり 祖先の恵ミ手にうけて 朝な夕なに汲む人を はらわにいよよ 清むらん 」

大池弁天清水(更級川源流)

大池弁天清水(更級川源流)

郡の頭無し(源流)

郡の頭無し(源流)

八幡宮の上水道完成記念碑

八幡宮の上水道完成記念碑

【参考事項】

・清水湧く 八幡の山の 七頭

印刷する
自然の一覧へ