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ちくま大百科

【文化財・遺産・史跡】稲荷山城址

所在:千曲市稲荷山(本八日町)

戦国末期の天正10年(1582)、3月に甲斐の武田氏が滅亡し、6月に本能寺の変により織田信長が死去して、北信濃の支配に変化が起こりました。
いち早く越後の上杉景勝が出向き、松本(深志城主)の小笠原貞慶の侵攻に備えて、千曲川河原の葦やぶに東西155m 南北170mの平城を築きました。その際縄張りの中に白狐が飛び込んできたことからこの地を稲荷山と名付けました。
城の西側に大路を通し人を移り住まわせて城下町ができました。これが稲荷山の歴史の始まりです。桑原村のはずれにできた稲荷山でした。
現在はこの稲荷山城の櫓(やぐら)跡と見られる場所に、「稲荷山城址の碑」がひっそりと置かれています。

稲荷山城址

稲荷山城址

【参考事項】

・更科 稲荷山(千曲市教育委員会発行) 他

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