所在:千曲市稲荷山(上八日町・荒町)
稲荷山には歴史のあるお地蔵さんが各所にあり、今でも区などでお祭りをして守り続けています。
八日町のお地蔵さん極楽寺の南西で県道(旧街道)に面した一角にあります。本体は1m20cm、台石の下からは2m50cmと大きく、細工も立派なお地蔵さんです。
古文書によると、享保3年(1718)八日町の地蔵を蟹沢川の砂場に建立したとの記録があります。当時の稲荷山はこれより南は河原で人家はなく、善光寺街道稲荷山宿の入り口であったところです。
現在も地元有志により春秋のお彼岸行事が受け継がれています。
河原小路のお地蔵さん戦国末期の稲荷山城築城の際、この辺りは千曲川の河原でしたが、近くに天当河原5人衆と呼ばれるわずかな人達が暮らしていました。
江戸時代になってから、この5人衆の子孫と荒町の人々により先祖の地として天当河原の入口にお地蔵さんを祀ったのでした。現在も稲荷山養護学校入口北側の芝生の中に鎮座し、荒町区でお祭りを行なっています。
・稲荷山郷土の歴史 他