所在:千曲市稲荷山
江戸時代、善光寺街道の宿場町として栄え、やがて商人や職人が住む商人町として経済力をつけた稲荷山は、疫病の流行を抑えることを願って京都から牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)を迎えて祀りました。更に祇園から神輿を買い入れ、疫病退散・商売繁盛を願って毎年7月に祇園祭をおこなうようになりました。5町が順番に祭りを取り仕切る当番町制とし、この方法は現在も続いています。
明治になると北信随一の商都の祭りとして更に豪華になり、買い物客や見物人で賑わいました。
現在は7月の第3土日に開催され、御輿巡行と合わせて勇獅子(いさみじし)が舞ったり山車や稚児行列のお練りがあり、町中が熱い祭りに包まれます。
平成24年(2012年)6月、千曲市の「無形民俗文化財」に指定されました。
・千曲市ホームページなど