}

ちくま大百科

【生活・行事・民俗】民話「くわばらくわばら」

所在:千曲市桑原

古くからこの地に伝わるお話です桑原西区に天神様が祀ってあります。あるとき境内の梅の木に雷が落ちました。
その時に通り合わせた桑原左近将監様が雷を見つけて大いに怒り、「天神様の大切な木にふらちを働く無礼者め」と生け捕りにして、梅の木に縛り付けて見せしめにしました。
雷は恥ずかしくなって「これからはけして桑原には落ちませんから許して下さい」と心からわびたので、左近将監様もかわいそうになり縄を解いてやりました。雷は命からがら空へ戻っていきました。
それからは、雷が鳴るたびに「くわばらくわばら」と唱えると雷は落ちない という評判が世間に広まりました。

【参考事項】

・桑原村史 他

印刷する
生活・行事・民俗の一覧へ