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ちくま大百科

【生活・行事・民俗】天狗山伝説

所在:千曲市戸倉

戸倉天狗山伝説天狗は、人には到底及ばない神通力を持ち、悪さもするが人々に苦難があれば、これを 助けてくれる、と云われ、各地に天狗にまつわる伝説が沢山あります。ここ戸倉天狗山の話は、隣村、今の坂城町に住んでいた山伏の兄弟が、千曲川の大水でちりぢりになり、その長男が戸倉自在山に移り住み、毎日厳しい修行を積みながら村人の幸福を願っていました。後に、村人がこの山伏への感謝の気持ちから、天狗として奉ったと云うことです。当時、村人にはなかった、薬草・天候予想等の知識で村人を助け、又祈祷により村人を助けていたものと思われます。
この天狗が棲んでいた証として、公園右手奥の自在山には、「天狗の松」、「天狗の祠」などがあります。

・千曲市教育委員会「案内板」

・天狗の松
千曲市天然記念物 樹齢400年 樹高30mの赤松の大木。

・天狗山のいわれ・自在山神社
大昔、東山一帯は、赤松の大木が生い茂り、昼なお暗く、湧き水もあって、天狗が棲んでいたと云われ、恐れられていました。天狗の棲処としては、絶好の場所であり、天狗山と呼びました。村人はここに、自在山の石祠を造り、天狗を崇め奉った云う云い伝えが残っています。

・中山古墳
7世紀前半(古墳時代後期) の築造。横穴式石室を有する積石塚円墳です。墳丘14m 通称「中山の塚穴」と称されています。現在、立入禁止。

【参考事項】

・取材協力 東山桜守りの会

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