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ちくま大百科

【生活・行事・民俗】比丘尼石

所在:千曲市羽尾

比丘尼石と東山道支道と丹波島の渡の関係比丘尼とは尼僧の事、戸隠の比丘尼石は「尼僧が入ってはいけないに領域に入ってしまい石になってしまった話です。ここの比丘尼石はどんな物語が有るのか?分かりませんが古い歴史のあるこの地、羽尾の事とて、尼寺に関係したものでしょうか。
この石の前の道は善光寺への街道、幾多の人々がこの前を通って、手を合わしたことでしょうか?
安永10年(1781年)丹波島の渡しが出来たとき、その舟つなぎ石に所望されました。
この時羽尾村3役人名で「この石は古来からここにあり、動かした事がない。取れば、宣しからざる事。また大頭祭の頭人も、結婚式の節もこの場所は通さないので、この件については御赦免されたい」との嘆願書が出され、今もこの石が有ることから、嘆願は聞き入れられたのでしょう。
比丘尼石については戸隠神社と、その周辺のものが良く知られています。
また千曲市と坂城町の境、磯部踏切の上、山の上には比丘尼石と呼ばれる岩があり、笄の渡し付近から其の姿が見えます。
この地の平安、奈良の都とのつながりは、昔の街道筋(東山道信濃支道の交差点)です。
小県方面から善光寺へと麻績坂井村から古峠越えの街道の交差点で、中央とのつながりも強く、その事を関連ずける様な地名がそこ、ここに残っています。

・地名 御所、猿楽、在家、吉野、吉野観音等

羽尾の比丘尼石

羽尾の比丘尼石

磯部の比丘尼石

磯部の比丘尼石

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