所在:桑原(小坂)
桑原山龍洞院(そうげんさんりゅうとういん)曹洞宗七堂伽藍が整った曹洞宗の古刹。本尊は釈迦三尊坐像。
寺伝によると、室町時代(1400年頃)小坂の観音堂に宿泊した高僧が龍王と秋葉の二神の夢を見て、当地の土豪桑原左近太夫がその教えに感動して寺を建立し、「龍燈院」と名付けたのが始まりとされています。
火防鎮護の寺として有名な可睡斎(静岡県)の末寺でもあります。
美しい庭園でも知られ、時折茶席なども設けられます。
この寺の参道の一部に「龍洞院架道橋」があります。
明治33年(1900)国鉄篠ノ井線が開通し、線路下を通る道を確保するために煉瓦作りのアーチ橋が作られました。
現在も龍洞院参道として使われ、ノスタルジックな雰囲気を漂わせています。
平成18年(2006)に国の登録有形文化財に指定されています。
・千曲カルタ