所在:千曲市大字上山田字城山
延喜式内社。祭神は天照大神、相殿は豊受大神、日本武尊。
伊勢神宮と同様の建築様式をもつ。(古式の神明造り)。
神殿は覆屋の中にあって、切妻平入の三間二面、柱は円柱、正面中央に両開き板扉をつり他の三方は横板張りで、屋根は萱葺きとし、妻側両側に棟持柱を立て棟木を支え、妻の破風板が伸びて千木となり、屋根妻に鞭懸4本づつを出した神明造り形式の社殿です。千木は外そぎで、棟上に勝男木を載せていて、伊勢皇大宮外宮の社殿形式をとっています。(古式の神明造り)永禄年間(1560年頃)兵火にかかり炎上焼失か?文化10(1813)年11月再建)
波閇科神社は、古くは「ハベシナノカミノヤシロ」と呼ばれごく普通の村の地母神を祭った社でした。
神社名には古代の村落地名を付けたものが多い。「波閇科」は「ハバ」「ハベ」からきていて、これは段丘状の段の辺りをさしていることから波閇科の名は自然地名に基づいてつけられたとされています。
また、日本武尊が蝦夷征伐の途中この地により「波閇科」と名付けたとも言われています。
本殿の周囲には東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武の四神が本殿を守っていたが、盗難にあい現在は存在しません。 末社六社が本殿に向かって右側の山の斜面に祀られています。
いずれも創建年月不詳 宇佐八幡社(応神天皇、誉田別尊) 蚕神社(継体天皇、大男迹尊) 住吉社(表筒男命、中筒男命、底筒男命) 金毘羅社(崇徳天皇、大物主神) 稲荷社(蒼稲魂命)天神社(菅原道真)