所在:千曲市大字力石
真言宗智山派。本尊:聖観世音菩薩。
平安時代に岩井堂山の中腹に薬師如来像が祀られ、薬師様とした村人の信仰を集めていました。天平2(730)年山の麓に行基の作と伝えられる聖観音菩薩と金胎(こんたい)大日如来が安置された堂宇があったのが開祖と言われています。慶長3(1598)年に村中に伽藍を移転し真言宗新義派法華寺末寺として継承されました。
当寺には、力石に生まれた幕末の剣豪塚田孔平、江戸時代の画家山崎洞湖、力石北の宮の開拓者塚田五左衛門等の墓があります。
※ 木造虚空蔵菩薩坐像
【昭和62年市有形文化財に指定】観音堂には、木造虚空蔵菩薩坐像が安置されています。当像は頭躰共木(とうたいともき)の一本木造りで、像高60cmと小像ですが、力量感のある像で、地方作としては珍しいです。
・力石を語る会 作 寺の案内板、 千曲市文化財一覧(千曲市ホームページ)