所在:千曲市屋代・森
千曲市のほぼ中心を南北に渡ってそびえる通称「東山」の北方に位置する標高651.7mの山です。
屋代駅の南東に位置し、山頂を挟んだ反対側は森地区です。しなの鉄道線と国道18号が西麓を通り、山体をJR北陸新幹線および上信越自動車道・有明山トンネル(長さ約800m)が貫抜いています。
有明山尾根上には古墳時代前期の有明山将軍塚古墳(墳長37m)があります。平成11年(1999年)の発掘調査後に埋め戻され、現在は見ることはできません。
北側の尾根上には国の史跡・埴科古墳群の森将軍塚古墳(標高490m、墳長100m)・一重山・屋代城跡もこの山裾にあります。
「有明山」の意味 1 陰暦16日以後、月が空に残りながら夜が明けること。この意味で言うと森倉科から見た山になります。
2 広く、夜明けをいう。明け方。この意味で言うと姨捨始め西の方全般から見た夜明けの山になります。
「有明山」という名前の山はあちこちにあり、信州では安曇野にある有明山がより有名です。