山崎 洞湖/千曲市力石【絵師】 安永4(1775)年~天保5(1834)年 享年60歳。
江戸時代の画家、更級郡力石村に画工栄春(典備)の子に生まれました。父の影響もあって絵を好み、成長した後、江戸に出て蓁先生に画を学び、その後、狩野洞春に学び、心境著しく他の子弟を抜き師名の一字を頂き「洞湖」と号しました。その後法橋となり宮殿所々の絵を描いた。文政12(1829)年松代藩江戸邸の火災にあいその復興にあたり絵を描くことを命じられました。その後力石村の家にあって、求めに応じて多数の絵を残しました。
智識寺、見性寺、耕雲寺(坂城町)、泉徳寺(坂城町)などに多く残っています。
※法橋 法印、法眼に次ぐ僧位を表す称号。絵師、仏師、儒者、医師などに授けた称号。