リンゴ国光の原木/千曲市八幡長野県の代表的な農産物「りんご」の歴史は、それほど古くはありませんが、およそ百年前に県内に初めて移植されたりんご「国光」の原木から県内のりんご栽培が始まったとされています。
中原の「国光原木」は今も残され、大きな実を付けています。八幡村でりんご栽培を始めたのは、周辺一の大地主で酒造、養蚕などを営み、後に稲荷山銀行(82銀行の前身)の初代頭取を務めた和田群平氏。明治12(1879)年アメリカから直輸入された苗の1本と思われます。ミツバカイドウの台木に「国光」が接がれ今も実っています。(平成6-1994年千曲市天然記念物)長野県内最古の栽培りんごの木であり、栽培技術発達の全過程を生き抜いてきた存在で、学術上からも貴重な標本的老木となっています。
平成6年(1994)、千曲市の天然記念物に指定されています。
国光(こっこう)は、西洋リンゴの品種名で,アメリカ合衆国バージニア州原産です。
長野県は青森県(50%)に次いで2位の生産量です。昔の品種では、国光,祝、ゴールデンデリシアス、紅玉等がありますが、今の品種では、サンつがる、シナノドルチェ、ゴールデンデリシアス、秋映え、シナノスイート、王林、シナノゴールド,ふじ、サンふじ、アルプス乙女、しなのレッド等があります。